レズリー・ブルックについて

レズリー・ブルック(1862−1940)

レズリー・ブルックは、19世紀から20世紀にかけて華やかに絵本世界をリードした英国の正統派画家群につづく絵本作家といわれる。

すなわち、それはワルター・クレーン、ランドルフ・コルデコット、ケート・グリーナウェイ、ベアトリクス・ポター、そして、レズリー・ブルックあり、といわれるような系譜に属していた。

英国チェシャーのバーケンヘッドに生まれ、王立美術大学出身の職業画家で、肖像画家として注目されていた。

やがて、モールスワース夫人の子どもの本に挿絵を描くようになり、毎年一冊ずつ1891 年から1897年まで描いている。

しかし1887 年のアンドリュー・ラング編纂「わらべうたの本」、1900年のエドワード・リアの「ナンセンスのうた」、1904年の「三匹の熊のものがたり」などで、動物を表情豊かに表現し、一躍名声を得ていく。

アメリカでも絶大な人気を博し、もっとも権威のあったニューヨーク市立図書館の推薦図書にもなっていた。


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