マザーグースについて

英国や米国で伝承されてきたわらべうたの総称。18世紀にロンドンで子どもの本の出版を始めたジョン・ニューベリー(1713-1767) の出版した"Mother Goose Melodies" (1765) というわらべうた集がその由来といわれます。 しかし、一般に現在では、英国ではわらべ唄のことをナーサリー・ライムと呼び、米国ではマザーグースと呼ぶ習慣があるようです。 マザーグースには曲がついて歌われているものと、暗唱だけされているもの、種類としては、こもりうた、遊戯うた、ことば遊び、手遊び足遊び、などがあります。 マザーグースには、長い間うたわれる間に、さまざまな時代を経て、庶民の笑いや涙が登場します。 また歴史上に登場する実在の人物やその運命が暗喩のなかで語られる詩もある一方で、英国特有のナンセンスといわれる意味不明の詩もまた多く登場します。 マザーグースは、私達が日本の子守歌、まりつき唄やあそびうた等に持つ親しみと同一の要素をもつ、英語圏独特の文化遺産です。 英語習得に欠かせない英語文化体験もこのプログラムの最大目標のひとつです。


子どもゆめ基金(独立行政法人国立オリンピック記念青少年総合センター)助成活動